春分の日、お彼岸の福岡の空は、巻層雲が広がる晴天でした。

ナビの音声に誘導されながら車を走らせると、まるで夢見心地に誘われるかのように見事な満開のハクモクレンの並木道が続く。
近い場所でも、来る事が無い通りだから知らなかったね〜と、延々と続く木蓮に見とれる私の膝にはキチが入った箱がありました。
ハクモクレンは私の一番好きな花。
キチが最後に見せてくれた、ハクモクレンの並木。
らしからぬ、粋な計らい。
私たちがペット葬祭場に着き、キチを見送る間、お彼岸と言う事で、亡きペットに会いに来る人達がいて、少しだけ葬祭場の中の様子も見学しながら、つい先日、キチに会いに来た
チーズクマちゃんと
MOMOちゃんが言った言葉を思い出した。
「飼い主が天寿を真っ当したペットを見送れるのは不幸じゃないわよ、だって、これが逆だったらって想像してみてよ!!」
なんとも説得力のある言葉。
ペットを残して自分が先に逝く…確かに、想像したらたまらない気持になるな〜
斎場を後にして再び白木蓮の並木をくぐりながら家路に向かう。
「この前さぁ」と、その話しをすると、夫が「確かにそうやな〜、フィルなら老猫でも里親さんが出来るかもしれないけど、キチだもんなぁ」って…
ええっ、そこ?????∑(゚◇゚ノ)ノ

膝にかかえた骨壺の中から、キチが不機嫌な時の、あの、いかにも、な「ぶんにゃーっ!」と言う声が聞こえて来そうで笑ってしまった。キチが居なかったら、この日のこの美しい朧の春の幻想的な木蓮並木を見る事は無かったはず。
「きちぃ、綺麗な並木だよ〜、ありがとうねぇ」と話しかける。
そんな時のキチの返事は、高齢になって覚えた鼻息を出しながら鳴く、満足したときの鳴き方。
私には、ちゃんと聞こえている…
難聴じゃ無いわよ、笑
キチは無事に虹の橋に向かいました
誕生日の訃報にコメントをして下さった皆様、言葉選びに困る様な報告になってしまい申し訳無くも、本当に心より感謝致します。
ありがとう、ありがとう、キチの分まで、アリガトウ。
上記画像の様に、その後我が家にキチの為の献花やご弔辞などが届き、夫と一緒にみなさまの暖かい励ましとお心遣いに泣いてしまいました。(正しくは泣き笑い?)献花やお悔やみを下さった皆様には、これからゆっくりと、お礼のお返事に伺わせていただきたいので、今しばらくお待ち下さいね。
キチ無きキチ・キッチンではありますが、彼の思い出とともに、今後もよろしくおつきあい下さいませ…
KICHI KITCHEN一同より

キチとフィル姉とおかん、毎日毎日、ずーと一緒の20年、最後の2年はお父ちゃんも毎日一緒。
そんなキチの生涯でした。
あなたのおうちの、美味しい時間のヒントになれたらうれしいなぁ
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