自宅からだと車であっという間に到着してしまう、近場の温泉旅館。創業150年、古くから博多の奥座敷として愛されてきた「大丸別荘」
ここなら緊急の呼び出しが来ても、すぐ帰宅できるということもあり、我が家でも宿泊可能。案の定、スケジュール確認のメールが深夜に来たけど…(笑)
王室御用達の温泉旅館。昭和天皇と平成天皇、それぞれの宿泊記念碑。来年はまた、新しい天皇即位の予定だから…もうひとつ、石碑と松が増えるのかな?
お料理はその都度季節の美味しさを存分に楽しめるメニューが組まれているようです。
この日は、夫と私、それぞれ違う物を頼みました。久しぶりのフグ刺し、これは、私の♡
温泉につかり、温まってから夕ご飯。
そしてしばらくゆっくりと過ごし、再び就寝前にまた温泉。
私たちは木造和室を選んだので、大浴場とは別の家族風呂使用。
この日は、雪がちらつくお天気で、こんな近い場所で雪を楽しみながら温泉なんて予想外♪
本当はあちこち散策したかったけど、あまりの寒さにさほど動けませんでした(笑)
深夜のお布団の中で聞こえる風の音。
室内では乾燥した木が鳴る音、窓の音。
外に茂っている木々の音。
久しぶりの木造の「音」を耳にして懐かしい思いに浸りました。
「そうそう、昔の実家もこんな音がしていた…」と。
翌朝も、まずは温泉、それから朝食。
お野菜中心の優しい味わい。
いづれも上品で…ひとつひとつのお菜が美味しいのは言うまでもないのですが特に出汁卵やお味噌汁などのそれぞれの「出汁」の料理が…味わい深く、安易に飲み込む気になれなほど美味しかった。
さて、帰ろう…と、外に出た時は朝とは思えないほど薄暗く、分厚い灰色の雲に覆われた空から粉雪。
「今年は本当に冷え込むよね〜」と、車に乗り込み、あっという間に自宅に到着。
福岡市内はすこ〜んと青空で、リビングは日が差してポカポカ。
つい先ほどまで森林に囲まれ、吐く息が白く雪が舞う中にいたのに、もういつもの場所で、いつものように洗濯とかしている。
なんだか懐かしい夢を見ていたような…奇妙な感覚の週末でした(笑)
福助さん、今度はもう少し暖かくなってから、お会いしましょうね。
あなたのおうちの美味しい時間のヒントになれたらうれしいデス。
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