スペアリブで煮豚を作る。参考にしたレシピはNHKの
きょうの料理

我が家の煮豚は、下ゆで前の表面を焼きつけをしていません。だから、少しさっぱり系。お醤油自体が甘いので、参考レシピの砂糖は無し。代わりにコクを出すために「やさしいお酢」を大さじ1ほど加えています。スペアリブの煮豚…めちゃくちゃ美味しいですね。う〜ん、次は思い切って、焼きつけをして照り照りでいこうかな〜♪と、まだ全部食べ尽くしてもいないのに、もう「また作る」事を考えさせられる美味しさでもあります。

この日は一日中、パラパラと雨。
この前の雪の日に比べたら、随分過ごし易い気温ではありましたが、やはり…冬、寒いに違いはありません。熱々煮豚は生姜入りの唐辛子入り、体もポカポカ温まりますね。しばらく寒い日が続いて気がつくと、もう2月、いろんな方々がblogにアップしている身近な「春の花」や「景色」の写真に、ふと気持ちが明るくなるような気分でした。

去年も、ちょうど今頃からなにかと忙しい日が続いていましたが…まだ、あの時はキチが居た。キチの行動範囲が急激に狭くなり、体の動きも危なげになりだした早春の記憶。昨日はできていたことが、今日はもう出来ない…と言うほど、彼の残された時間が突然、壊れた時計のように早く進みだした。
それは、脳機能の低下症状で、彼の寿命が使い果たされた事を物語っていた。
心臓、胃腸、癲癇、ETC…生まれつきとは言え、豪華おまけ付きの体で、よくぞ20年間、頑張ってくれた…と、今でこそ思えるのですが、当時は…「あわよくば、奇跡的に治ったりしないものかしら?」とか現実逃避的欲望に駆られたりもしていました。
「ついに逝ってしまうんだね…」と、覚悟を始めたのは、ちょうど去年の今くらい。だから、キチが亡くなった時より、去年の今くらいが一番、よく泣いていた。
「いやいや、大変なのはこれからだ」と改めて気合を入れての看病は、翌月には「完全介護」に変わった。
トイレも食事も、何もかも…本人が思うように体が動かず、ありえない方向に足が曲がったまま立ち上がろうとしたり、水を飲みながらでさえ、疲れて水の中に顔が沈んで溺れそうになる。なのに、本人はそんな状況さえ気がついていない。ご飯を口に運び「美味しい?」と聞くと「ぶんにゃっ」と、相変わらずのご機嫌な時の鳴き声で、小さく喉を鳴らす。食べれる量は日に日に少なくなるけど、食べるという行為を喜ぶ姿は、介護をする私の救いにもなっていた。
2時間に一度、トイレ、水、ご飯のいづれかが繰り返されるというシンプルなリズムの介護。たまに深夜に、キチの声に気がつかずに眠り込んでしまい…耳元でフィルが鳴いて起こすようになった。「ごめん、ごめん」と、キチを抱き起こすと、フィルは安心したかのように大きく鼻息をつく。ブシュッと…(笑)

私と一緒にフィルも介護をしていた。猫に限らず、動物と一緒に暮らすということは…必ず迎える「看取る」時期。若くして事故や急病で逝かれるのも辛いですが、じわじわと弱っていく様を見届けるのも、なかなか辛いものです。いつかは迎えなくてはならないペットの老後を家族(自分)はどう向き合うのか、自分自身のライフスタイルや経済的な事
も含めて、まず最初に考えておく方がいいのかもしれませんね…
あなたのおうちの美味しい時間のヒントになれたらうれしいデス。
各種ランキングに参加しております↓お手数をおかけしますが下3種のバナーを押して応援もらえたら嬉しいな♪
本日のご訪問、ありがとうございます♪