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KICHI,KITCHEN 2
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茄子の胡麻汁
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私の母方の祖母は、和裁の仕立て屋だった。
いわゆるVIPの方からのご指名でオーダーメイドのお着物を手縫いする職人さん。祖母が預かる高級な反物には値札に0の数が果てしなく並んでいる。だから、うかつに近づくと叱られていたので小さい頃は後ろ姿しか見た事が無かったほど…ほとんど会話も記憶が無い。
私が社会人になり、給料日やボーナス日は祖父母の住む家に立ち寄るようになっていた。ちょっとした茶菓子を土産に…

「ゴハンは食べたね?」と晩ご飯の残りのお味噌汁を温める祖母。行く度に「歳」を聞く祖父に「あんた、歳は一年に一つしか取らんよ!!」と突っ込む祖母。
敬老の日に行くと、季節柄だいたい茄子のお味噌汁が出て来る。焼き茄子の香ばしい香りのする胡麻たっぷりのお味噌汁。

ゴハンを食べた後、祖父がお茶をいれて、祖母が茶菓子を出して来る。「こんなのしか無いけど…」と。

「こんなの、って、コレ、私が持って来たヤツやん!!」
「ありゃ、そうやったー」(爆)

子供の頃と違い…
晩年の祖母は 笑い顔だけが記憶に残っている。
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(画像A)

何事も大雑把で不器用な母と違い、器用で、ちょっと神経質だった祖母
丸顔の人なつこい顔立ちで愛嬌の良い母と、細面の美人だった祖母。親子なのに、色んな事が真逆なんて、不思議だな〜と、ずっと思っていた。
あれから随分月日が流れ、時々実家に帰ると、顔だけは晩年の祖母にそっくりの母が居る。





【茄子の胡麻汁の作り方】
1、茄子は皮のままガスのグリルで焼く。(4分焼き、ひっくり返して7分)
2、焼き上がった茄子は氷水に浸して皮のみを剥がす。(画像A)
3、胡麻をペーストの手前くらいまで摺り、出汁で伸ばす。
4、お好みで豆腐や人参、大根のお味噌汁を作り、3の胡麻ペーストと一口大に切った2の茄子を入れて軽く茹でてから器に盛る。
by Room230 | 2011-12-19 02:32 | vegetable | Trackback | Comments(0)
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