久しぶりに出会った、お料理用のパパイヤ。
パパイヤと言うとフルーツしか知らなかった私はベトナム映画「青いパパイヤの香り」で、その食材を知りました。奉公先のお屋敷で器用にパパイヤの下ごしらえをする少女、同じ奉公人であるおばさんからお料理の作り手の心を教わった少女ムイ。何気ない家庭料理の中にも、少女の細やかな心づかいが表現されている。
この映画、特別デンジャラスな出来事も無く、さりとて濃厚なラブロマンスも無く、淡々と物語は進みます。
やがて少女は成長し、今度は音楽家の家に奉公に出向く事になります。美しく成長したムイ、奉公人のマナーなのか、ご主人様や来客の前には極力姿を見せない様に立ち振る舞います。そんなムイのお料理がこちらのレシピ→「
MENU 音楽家のための夕ごはん」
近年若い女性に人気だった「SEX and the CITY」の様な華やかさや刺激的なシーンは何も無い。でも、見終わった後の心地良さは負けず劣らず、女性だからこそ「感じられる」ものを持っている様に思える。
女性の持てる「しなやかなしたたかさ」というのでしょうか?
観客は最後の最後に、笑うのです…それもニヤリと片頬で…。
随分昔の映画なのに、今だに鮮明に記憶されているのは、やっぱりステキな映画だったからかな?
音楽家のための夕ご飯、ムイの「海老のベトナム風炒めもの」も美味しかったよー♪今の時期だから、新玉葱タップリで作りました。